◆◇◆松智堂南本店◆ | 鳥獣戦隊ギガレンジャー
第二章〜前編〜 |
◆結城 わらゑ◆◇◆ |
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「おお、皆いいところにそろっているじゃないか」 と司令官ネ・コーンが 「レンジャーのために開発したロボが完成したぞ。」 と猫型ロボ“エエコ”と共に現れました。 |
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「私たちの乗るところは、なさそうだな。」 ギガレンジャー一同 猫型ロボを見た第一の感想です。 |
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| 「みよ! この現代を象徴させた自家発電のロボ!! 手を開けば肉球もついている! 私のメカ技術! すごかろう!?!!!」 司令官ネ・コーンは対戦用に開発した 自信のネコ型ロボ“エエコ”の説明にヒートアップ。 ネ・コーン「ほめよ!たたえよ♪」 |
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前進は鼠がやっているようだが 操縦はどうなってるのか ギガピンクが疑問に思ったようです。 |
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「よくぞ、聞いてくれた! 興味が出てきたんだね♪ ん♪ん♪ん♪ なんと後ろに乗り操縦できるようになっているのだ! さらに! ここより中に入り、完璧な防御で弓が撃てるのだ! すごかろう!」 とネ・コーンはのりのりで説明します。 |
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(なかなかいいかもしれん。) ギガレッド心の中で妄想してます。 |
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ギガグリーン「この中で弓を引くのは無理だな。幅が狭い。」 ギガブラック「これでロボットといえるのか?ハリボテの間違いじゃ・・・。」 |
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ギガイエローは興味がないのか 寝始めました。 その後ろでネ・コーンと他のレンジャーたちの話は続いているようです。 |
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ギガピンク「エコって前にねずみが動くだけでどれだけの電気になるのよ?
このロボ、腕しか回せないんじゃない?」 ネ・コーン「大丈夫ニャ! ねずみ君たちが前進すればタイヤが回ることにより十分な電気が“レンジャーロボ”に伝わるんにゃ!」 ネ・コーン、興奮して語尾に“ニャ”がつき始めました。 ギガレッド「ねずみたちよ。お前らすごいんだなぁ。」 ギガレッド純粋です。 ギガピンク「ねずみが前進してって。前進だけ? 後退はできるのか不安だわ。」 ネ・コーン「ニャッ!!(ビクッ)」 |
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ネ・コーン「だ、だ、だ、大丈夫ニャー!!!!!たぶん。
そんなこというならギガピンクには この画期的なレンジャーロボ“エエコ”には乗せないにゃ!」 ギガピンク「いいわよ、別に。乗りたくなんかないから。」 |
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ネ・コーン「このすばらしいロボの操縦はギガグリーン、ちみにお願いしたい♪」 ギガレッド「!?」“なんだとー、私を差し置いて!”(心の声) ギガグリーン「いや、遠慮する。」 即答で否なる答えをきき、びっくりするネ・コーン。 ネ・コーン「遠慮することはない! すばらしすぎて乗れないなど謙遜しなくてもいんだぞ。」 ギガグリーン「いや、本当に乗りたくない。」きっぱりはっきり。 |
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ネ・コーン「そんな謙遜しなくてもいいのに。」 ネ・コーンはギガグリーンが本当にレンジャーロボ“エエコ”に乗りたくないのに気づいてないようです。幸せな思考回路なのです。 ネ・コーン「じゃ、ギガブラック乗りたまえ!」 ギガブラック「いや、俺も乗りたくない、あんなハリボテ。」 ネ・コーン「何?! 乗りたくない? しかもハリボテだと! 何をいうやら、あのすばらしいレンジャーロボの凄さが理解できないおつむだったとはギガブラック、かわいそうに。」 ギガブラック、あきれてます。 |
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ギガレッド「ネ・コーンよ、大事な者を忘れていないか? 一番レンジャーロボにふさわしい人物を」 ネ・コーン「ん?一番はレンジャーの男性のなかで一番強いギガグリーンがふさわしいと思ったが?」 ギガレッド「いやいや、一番心が強い、この私、ギガレッドを忘れているぞ。」 ネ・コーン「心より頭の良さを重視したいにゃ。 それでいくとギガグラックかと思うにゃ。」 |
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ギガレッド“心が強いってことが一番強いことなのにわかってないのか!”(心の声) ギガグリーン“俺を一番強いと思ってくれていたのか!”(心の声) ギガブラック“先、おつむ弱いといいながら頭いいだと?ネ・コーンの頭の良さに対する基準がわからん”(心の声) ネ・コーンの発言に対して三者三様の驚きです。 |
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ネ・コーン「ギガレッドよ、自ら志願してレンジャーロボに乗りたいっていうのは評価したい。 よってこのロボを操縦するのはレッド、ちみだ!」 |
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ギガレッド「あい、わかった。レンジャーロボの操縦、しっかり引き受けよう♪」 ギガブラック「なんであんなハリボテ乗りたいんだ・・・。」 ギガグリーン「わからんなぁ。」 後ろでギガブラックとグリーンがあきれつつ、一部感心してます。 |
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ギガレッド「では満を持して試乗する♪」 ネズミ「チュ!」 |
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ギガレッド「ネ・コーンよ、レンジャーロボのカギをくれ!」 ネ・コーン「カギ? そんなものないニャ♪」 |
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ネ・コーン「レンジャーロボにはカギなどいらないにゃ!この笛さえあれば動くにゃ。」 ギガレッド「この笛で動く!!! なんてすごい笛だ!?」 |
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第二章 中編へ つづく
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あとがき
最後まで読んでくださりありがとうございます! ブログで描いる一コマ漫画です。 カギのない乗り物。 ある意味新しいです(笑) 自家発電ロボットに引き続きお付き合いください。 では中編へお進みください。 ←それでロボか?と思った方はクリック |
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