◆◇◆松智堂南本店◆ 鳥獣戦隊ギガレンジャー
第二章〜後編〜
◆結城 わらゑ◆◇◆

41頁 ねずみたちは回り続けていたのが止まり、喜んでいますが、
ギガレッドは何故止まったかわからず悩んでいます。

「何故、止まったんだ?止まったときに押してたボタンってどれだ?」
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42頁 ネ・コーン「へたくそにゃ!ギガレッドに“エエコ”の操縦を任せるのは考えなおさねば・・・。」

ギガレッド「う〜ん何がいけなかったんだろう?」

ねずみたち「うぇ〜ちゅ」「もうダメちゅ」「帰るちゅ、もうやらないちゅ」

ギガピンク「ああ〜、美味しそうなねずみがいっぱい・・・。」
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43頁 ギガピンクの思いが聞こえたのかねずみたちが一斉に逃げ出しました。

ネ・コーン、ギガレッド「なんだ?どうしたんだ?」

ねずみたちの行動にビックリの二匹。
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44頁 ネ・コーン「なぜ逃げるんにゃー!!! ギガレットお前、何したにゃー!!!」

ギガレッド「何もしてない。」
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45頁 「ネ・コーン、一匹捕まえたわよ。」
とギガピンクはいいつつ、心の中では
“ヘルメットがなかったら食べたわね”
と思っていた。
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46頁 ギガブラックもギガグリーンもねずみを保護しました。
ギガピンクとあきらかに扱い方が違います。
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47頁 ギガグリーン「何でそんなに泣いてんだ?」

ねずみはギガグリーンの問いは聞こえないようで
ぐらぐらする頭の中で
“あれにはもう乗らない”と心に誓っていた。
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48頁 ネ・コーン「何故逃げたニャ? ギガレッドに何かされたかニャ?」

ねずみ「ちゅちゅ、ちゅー、ちゅちゅちゅ。」

ネ・コーン「ふむふむ、ん?ん!ん?!」

レンジャーたち一同「それでわかるのか・・・?」
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49頁 ギガレッド「ネ・コーンよ。ねずみたちは私のせいで“エエコ”が暴走したとは言ってないだろう?」

ネ・コーン「ん? 何を言ってるにゃー! ちゅちゅーでわかるわけないだろ! 一生懸命、何かを訴えている相手に相槌くらい打ってあげなきゃ、かわいそうだろう!」

ギガグリーン「わからないのを、わかった振りすることの方がダメだろ。
相手もかわいそうじゃないのか・・・?」


ボソッとグリーンがいってますが
ネ・コーンは聞き逃したようです。
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50頁 ギガピンク「ネ・コーン、ねずみが泣いてるわよ・・・。」

ネ・コーン「そんなこといわれても困るにゃ・・・。」
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51頁 「なんだよ。ねずみの言葉がわかってなかったのか。 しょうがねぇーな。」
というとギガブラックはレンジャーブラックに変身しました。

「もう安心しろよ、ねずみたち俺が変身すればどんな動物の言葉も理解できるんだぜ。」
と肩に乗ってたねずみに話かけました。

普通のねずみだったのに
自分の肩に乗ってたねずみはギガホワイトに変身してました。

「え?何でだ?」
ギガブラックもビックリです。

肩に乗ってたねずみもビックリです。
どうやらブラックが変身した時くっついていたため
影響を受けてギガホワイトに変身したようです。
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52頁 ギガホワイト「チュチュチュー!」

ギガブラック「ああ、そうなのか。後ろにいたはずの仲間がいきない前から出てきてこけたのか。 その後グルグル廻って、大変だったな。」

レンジャー一同「変身できても会話はできないのか。」
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53頁 「“ネ・コーンさん、動力源は1匹ずつの個室に改良すべきです。”とねずみはいっているぞ。」
と伝えネ・コーンをみたギガブラック。

自分の肩に乗っていたはずのギガホワイトが
ネ・コーンの鼻っ柱をしばいていました。

ギガホワイト「ちゅ!(中途半端なロボつくるな!)」

ネ・コーン「痛いニャ!」

レンジャー一同、一瞬の動きにビックリ。
その中でギガブラックだけがネズミの言葉を理解しつつ、無言で頷いていた。
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54頁 ギガホワイトは物凄いスピードで
逃げていきました。

見えていたのはギガイエローだけのようです。
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55頁 ギガイエローの「はやいなぁ」という言葉を聴き
ギガホワイトが素早く動いたことに気づいたギガレッド。

ギガレッド「駿足なら負けぬ!!」 といいギガホワイトを追って走りだしました。
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56頁 ギガレッド「みんな、待っていろ!すぐホワイトを連れ戻すからな♪」

ギガイエロー「あ、何処に向かって走るんだいレッド。ホワイトはそっちに行ってないよ?」

ギガピンク「見えてないんじゃない?」

ネ・コーン「まだ痛いニャ! ホワイトは何で叩いていったんだニャ?」

ギガブラック「自分の胸にきいてみれば・・・。」
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57頁 ギガブラックの言葉をきき、ネ・コーンは素直に自分の胸に聞いてみました。

ネ・コーン心の中
“ホワイトは叩く前に動力源の部屋は一匹ずつにしてほしいといっていた。今は右足と左足の二箇所にそれぞれ3匹ずつ配置している。
力を合わせたほうが回りやすいと思った私の配慮だったし左右への方向転換のためでもあった。

しかし動力源を個々の配置にすると設計からやり直さなければいけない。
私一人でロボ“エエコ”を作ったとはいえ、またそれを考え直すのは大変なことだ。

でもそれをなし得ることができる。大変だろうが私ならできる。
そのための叱咤激励を込めた愛を叩くことで伝えたかったのか!”

「そうか!わかったぞホワイト! 私に期待してくれているということだな! ありがとうホワイトぉぉぉぉぉ」

突然叫んだネ・コーンの言葉をよくわからないレンジャーたちであった。
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58頁 ネ・コーン「ニャば、いいアドバイスがもらえたから
いったん帰ってレンジャーロボを改良してくるにゃ。」

ギガピンク「レッドとホワイトは、ほっておくの?」

ネ・コーン「彼らが帰ってきたらアジトに来るよういってくれ。 思い立ったが吉日というし、早く帰って作業したいのだ。」

ギガイエロー「わかった。伝えよぅ。」
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59頁 ギガブラック「イエローさん、レッドとホワイトには俺が伝えにいくよ。」

ギガイエロー「じゃ、頼む。レッドとホワイトは別々の方に走っていったからな。私はあまり早くないのでここからみてるよ。」

ギガグリーン「じゃ、俺も付き合おう。」

ギガピンク「私はいったん帰るわ。何かあったら呼んでちょうだい。」
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60頁 ネ・コーン「それぞれ日々の鍛錬を忘れないようにな! それじゃ、またにゃ〜。」
ロボ“エエコ”を動かす笛の音と共に
ネ・コーンは皆と別れていった。

ギガピンクも現れたときと同様
サッと姿を消した。

残ったギガブラック、ギガグリーン、ギガイエローは
ギガレッドとギガホワイトにことの成り行きを伝えるべく
歩きだしたのであった。
-60-
ギガレンジャー 第二章〜完〜
第三章 前編へ つづく

あとがき

最後まで読んでくださりありがとうございます!
ブログで描いる一コマ漫画です。

第二章はネ・コーンとレンジャーロボ“エエコ”の
紹介でした。
次回ロボ“エエコ”が出てくるときは
どれくらい変わっているか乞うご期待です(笑)

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